【田辺観光】南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸|駐車場、見どころ

南方熊楠顕彰館 和歌山・田辺

田辺市の観光名所である南方熊楠顕彰館、及び 南方熊楠邸に行ってきましたので、見どころや駐車場などの情報を紹介します。
田辺市に行くことがあれば、ぜひ足を運んでみてください。
南方熊楠さんのことを知らない人でも、南方熊楠さんの生き様は、今後の人生への教訓となり勉強になると思います。

南方熊楠顕彰館とは

南方熊楠顕彰館は、なんと無料です。
館内は空調が良く効いていて、真夏の観光なら良い避暑地、真冬なら暖まるには良い場所です。
通常であれば、混雑することもなく、ゆったり静かに鑑賞できます。

南方熊楠の生誕から生涯を終えるまでの年表を、イラスト付で分かりやすく紹介しています。

たとえば、これが幼少期~青年期の紹介です。
生まれも和歌山で、和歌山中学に通っていたんですね。
つづきは、ぜひ 南方熊楠顕彰館 に足を運んで確認してくださいね。

南方熊楠の活動が、地図で示されております。
これを一通り見るだけでも面白いですよ。

2階には貴重な書物などが並んでいます。

建築物としても一見の価値あり

南方熊楠顕彰館は、2006年に竣工した建築物で、「木の国・Wood Design コンテスト2006」で、最優秀賞を受賞した有名な建築物としても知られています。
設計は、「磯崎新アトリエ事務所」出身の建築家で、矢田康順氏と堀正人氏による共同制作となります。
知らない人のために紹介しておくと、磯崎新とは、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を取った建築界のレジェンドです。
その弟子にあたる2人が共同製作したのですから、すごい建築に違いないというわけです。
この南方熊楠顕彰館は、素晴らしい建築物を紹介する建築雑誌「新建築」にも紹介されており、南方熊楠に興味がある人だけでなく、建築設計に興味がある人もたびたび訪れる場所となっています。

それでは、南方熊楠顕彰館の建築物としての見どころを紹介します。
外観の最大の特徴は、ところどころに施された木格子で、紀州産材を使い日本古来の貫工法を基に考案された「貫格子壁」となっています。
この貫格子壁が地震時の水平力にも抵抗する耐震壁の役割も果たしています。
外から見た時に、この木格子の外側には、大判のガラスが使用されており、中がなんとなく見えるのも、近代的な感じがします。

上を見上げると、天窓から光が降り注ぎます。
壁が貫格子壁となっており、通常よりも明るい空間ですが、上の天窓からも光が入るため、たいへん明るい空間設計となっています。
また、クロスなどを貼らず、木の温もりをそのまま感じられるようなしつらえとなっていることが、南方熊楠という自然を愛した人のイメージにも合致します。

田辺市で他に押さえておきたい建築物は、「新庄小学校」です。
ウッドデザイン賞2017を受賞しています。
地元の「紀州材」を用いた木造校舎で、構造材だけでなく仕上材や教室の机・棚等の家具に至るまで木材は全て紀州材を用いているこだわりぶりです。

南方熊楠邸とは

南方熊楠邸は有料です。
南方熊楠顕彰館の受付で支払いを行います。
障害者手帳をお持ちの方は、介助者1名とともに半額となります。
普通の人が使えるような割引クーポンは、私が知る限りありません。

区分料金
小・中学生100円
高校・大学生等200円
一般300円

敷地面積は約400坪(1334平方メートル)と広く、特に庭が見ごたえあります。
夏は蚊が多く発生するので、蚊にかまれないよう注意が必要です。
貴重な建物なので、文化庁により登録有形文化財に登録されています。

JAF会員特典

熊楠顕彰館の受付で、JAF会員証を提示すると、特典として上写真のような絵ハガキを頂けます。
熊楠直筆の絵をプリントしたものです。
右下のものは、「就寝中の妻・松枝と猫」です。
左上のものは、「カブト虫(サイカチ虫)と猫」という題です。
右上は、熊楠顕彰館の外観写真です。
他にもいろいろ種類があり、館内でも販売しています。

駐車場

南方熊楠顕彰館の駐車場は、道路を挟んで反対側にあります。
写真の通り、あまり整備はされていませんが、広々としているので、駐車場で困ることはないです。

基本情報

住所和歌山県田辺市中屋敷町36番地
電話番号0739-26-9909
開館時間10:00~17:00

公式サイト 南方熊楠顕彰館ホームページ