奇絶峡の駐車場を詳しく解説|川遊びや磨崖仏(和歌山県田辺市)

川遊びに最適な奇絶峡の駐車場を詳しく解説 和歌山・田辺

先日、秋津野ガルテンに行ったついでに、すぐ近くにある奇絶峡(きぜつきょう)に行ってきました。
そこには、川で泳ぐ小学生、中学生ぐらいの子供たちや、川の魚を探す幼児等、さまざまな楽しみ方をする子供たちを見かけました。
奇絶峡は、川遊びに最適なところだと思いました。
また、赤城の滝(不動の滝)や、磨崖仏など、見どころもいろいろあるので、近くに来たら一度は行っておきたい田辺の観光地だと思いました。
ただし、私が感じたのは、アクセス方法や、駐車場の分かりにくさです。
そんな分かりにくいアクセス方法や駐車場情報を、私の体験を元に、少しでも分かりやすくこのページで伝えたいと思います。

奇絶峡の見どころ

和歌山県田辺市を代表する景勝地です。
そんな 奇絶峡 の見どころを紹介します。

滝見橋

滝見橋

奇絶峡の一番わかりやすい目印と言って良いでしょう。
滝見橋は、赤い橋なので、道路からも目立ちます。
この橋を渡って、主要な観光スポットを巡ります。
高所恐怖症の人は、若干 足がすくむかもしれませんよ。

赤城の滝(不動の滝)

正式名称は、赤城の滝です。
しかし、不動明王が近くに祀られていることから、不動の滝とも呼ばれています。
この安易なネーミングは困ったもので、全国各地に不動の滝があるのでややこしい。
和歌山県田辺市にある不動の滝の落差は約23mです。
高尾山赤城谷を水源としています。
普段は、水量が少なめの滝です。

磨崖仏

磨崖仏

滝見橋を渡って、赤城滝を横目に100mほど登山道を登っていくと、巨大な一枚岩(高さ16m、幅22m)に刻まれた「磨崖三尊大石仏」(略称: 磨崖仏)を拝むことができます。
仏様は3体あります。ぜひ拝んでいてください。
この道のりがけっこう分かりづらく、若干足場も悪いところがあるので、健脚でないと厳しいかもしれません。

場所仏様高さ
中央阿弥陀仏7.3m
観世音菩薩4.9m
勢至菩薩4.9m

奇絶峡で川遊び

奇絶峡では、幼児から大人まで楽しめる川遊びスポットです。
そんな 奇絶峡の川遊びスポットを紹介するよ。

川に飛び込みは危険なのでやめましょう

川底が深く、すぐそばに高い岩があるので、ちょうど川に飛び込むには絶好の場所があります。
ただし、危険が伴うので、やめておきましょう。

川で泳ぐ

川の深さは、浅いところもあれば、深いところもあるので、必ず親の目の届くところで川遊びをしましょう。
泳げるような深さがあるところもあります。

魚探し

肉眼でちょくちょく見つけられるぐらい魚がウヨウヨいます。
魚の名称は分かりませんが、子供が夢中になって探していました。
川魚を探すのは、川遊びの定番ですね。

奇絶峡の季節による景観

奇絶峡の紅葉

 奇絶峡の紅葉(もみじ)

奇絶峡は紅葉のきれいなところでもあります。
紅葉の綺麗な時期の週末は、車でごったがえしますが、駐車せずとも車窓からきれいな紅葉が見えるので、ドライブだけでも楽しめます。
駐車場に車を停めて散策したい場合は、午前中がおすすめです。
紅葉の時期は、11月中旬から下旬にかけてが一番の見頃で、色づいたモミジが良く見えます。
赤い橋とモミジの写真をみると、まるで京都のような景色ですね。

観光情報でおなじみのWalkersplusで、和歌山県の紅葉人気ランキングで、奇絶峡が第3位でした。
ちなみに、ちなみに、1位は「高野山の紅葉」で、2位は「福定の大銀杏の紅葉」でした。

奇絶峡の桜

 奇絶峡の桜

奇絶峡の桜はきれいですが、紅葉ほど有名ではありません。
実際、和歌山県内の桜花見の人気ランキングでは、ランキング外になることが多いです。
それだけに、観光情報では、桜の花見で奇絶峡を取り上げることが少ないため、逆に穴場スポットかもしれません。
桜の花見の見頃の時期は、3月下旬~4月上旬で、ソメイヨシノやヤマザクラを見ることができます。

奇絶峡の周辺のランチ事情

秋津野ガルテン みかん畑

都市と農村の交流施設「秋津野ガルテン」内にあり、スローフードバイキングランチとなります。
いわゆる「食べ放題」とか「ビュッフェ」というものです。
このバイキングで食べられる料理が、自家栽培のものや、地元の直売所の新鮮野菜をつかうなど、地元の野菜食材にこだわり、愛情を込めて作られた手料理ということに価値があります。
秋津野ガルテンは、観光ガイドやテレビ取材などでも紹介される有名施設で、旧上秋津小学校の木造校舎がそのまま保存されたところです。
ランチだけでなく、観光ついでにも、おすすめの場所です。

リンク 農家レストランみかん畑

備長の郷

奇絶峡から、道なりに北へ進むと、「道の駅 紀州備長炭記念公園」があります。
この施設内にあるラーメン屋さんが「備長の郷」です。
ラーメンの他にも、うどん、そば、カレー等もあり、軽くランチするのに最適なお店です。
このお店の名物は、備長炭の粉末を練りこんだ麺を使った「備長炭ラーメン」だそうです。

リンク 食べログ(備長の郷)

奇絶峡へのバスでのアクセス

奇絶峡へは、バスでも行くことができます。
龍神自動車(株)が運行する路線バスで、「龍神線」のバスに乗れば、奇絶峡まで行くことができます。
始発はJR紀伊田辺駅前で、奇絶峡までは約16分です。
このバスの行先は、「季楽里龍神」、もしくは「西」となります。
いづれも、龍神温泉に向かう路線バスとなります。
バスの本数が1日に数本しかないので、行きと帰りの時間をきっちりチェックし、早めにバス停で待機する必要があります。
2021年8月現在では、紀伊田辺から出るバスの本数は5本のみとなっています。
最新のバス停の時刻表は、公式HPにてチェックしましょう。

リンク 奇絶峡バス停時刻表

リンク 紀伊田辺駅バス停時刻表

タクシーを呼ぶ

行きはバスで行ったとして、帰りたい時間と、バスの時間が合わなかったり、緊急で早く帰らないといけなくなったとき、タクシーを電話で呼びましょう。
下記のタクシー会社に電話して、「今、奇絶峡にいますがタクシー呼べますか?」と言えばOKです。
もし、難しいと言われたら、他のタクシー会社を紹介してもらいましょう。
奇絶峡から紀伊田辺駅まで、3000円~3500円ぐらいが目安です。

◆白浜第一交通(株)田辺営業所 0739-23-3000 

奇絶峡の駐車場

奇絶峡は、田辺観光協会がおすすめの観光地として紹介しており、車での行き方も丁寧に説明していますが、肝心な駐車場の説明がありません。
実際行ってみると、まともな駐車場がなく、邪魔にならないところに停めておくという感じになります。
その邪魔にならない駐車場らしきところを紹介します。

駐車場一覧

奇絶峡周辺には、まともな駐車場はありませんが、駐車スペースのような無料駐車場があります。
全部合わせて約35台分ぐらいの駐車場はありますが、駐車場に白線などなく、みんな自由な停め方をするため、停め方によっては、20台ぐらいしか停められないことが多いです。

駐車場(1)

きれいに停めれば20台程度停められそうですが、実際は10台ぐらいが限界でしょうか。
そもそも駐車場の意図で作られたスペースかどうかも謎ですが、グーグルマップでは、無料駐車場と案内されています。

駐車場(2)

きれいに停めれば10台ぐらい停められそうですが、実際は7台ぐらいが限界でしょうか。
この駐車場には、なんと公衆トイレがあります。
しかも、きれいに管理されています。

駐車場(3)

きれいに停めれば5台分ぐらいはありそうな駐車場ですが、実際は3台程度しか停められないかと思います。
ここに停めて、反対側の歩道にわたるときに、下からの視界が凄く悪いので、注意してください。

駐車場まとめ

田辺市内から 奇絶峡に向かうと最初に見えるのが、駐車場(1)となります。
ここで停められれば、停めて歩いていくのが良いと思いますが、少しでも歩く距離を抑えたい場合は、駐車場(2)、それでもだめなら駐車場(3)と進んでいくのが良いでしょう。
というのも、駐車場(1)が空いていることを確認後、駐車場(2)(3)が満車だった場合、戻る必要がありますが、Uターンするところがほぼなく、強引にUターンする必要があるからです。

奇絶峡の基本情報

リンク 和歌山県田辺市 田辺観光協会HP